Andreas Huyssen

 いまちょうど Oral Exam の予行演習みたいなのを教授とやっていたのですが、英文学研究ではわりと有名な Andreas Huyssen という人の名前が日本で流通している「アンドレアス・ヒュイッセン」ではなく「アンドレアス・ホイッセン」であることが判明しました。教授が実際に本人と会って教えてもらったそうなので、間違いありません。
 英文学関係、それもモダニズム研究をしている人以外にはまったく有益な情報ではないのですが、そのうち日本に帰国したらじわじわと訂正していこうと思います。
 とりあえず、インターネット上に正しい情報を残しておくべく、もう一度言わせて下さい。 Andreas Huyssen の名前は、アンドレアス・「ホイッセン」です!!!

 その後、教授から「オアーバック」という人の〜と言われて、「え、誰ですか?綴はどう書くんですか?」と聞き返していたら、なんと Auerbach でした。日本ではドイス式に「アウエルバッハ」って言いますよね。こういうのは結構よくあって、超有名どころだと Van Gogh は英語だと「ヴァン・ゴー」という何かいまにも発進しそうな感じに読まれます。
 他にもアリストテレスが英語圏では Aristotle になったりハドリアヌスが Hadrian になったり、あとヨーロッパの話をしてるといちいちケルンを Cologneとかローマを Rome (ローム)とかフィレンツェは Florence(フロレンス)だしヴェネツィアは Venice(ヴェニス)だし、逆に中国の人名や地名は音読みしてるせいで元の音を英語表記されても何言ってるのか分からない、などというのは留学生あるあるだと思います。
 ちなみに、アメリカ人はパリをParis(パリス)にするくせに、 Emmanuel Lévinas はレヴィナと呼んだりして、でも実はリトアニア系の名前なのでちゃんと最後の s を発音する「レヴィナス」が正しかったり。W. E. B. DuBois が「デュボイス」なのでそれに引きづられているのだろうか。




やっと暖かくなってきたばかりですが、もう夏が待ち遠しくてなりません。

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